ハンポコナヨツナ

ベルリン・シンドロームのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)
3.5
自分探しの一人旅にでたオーストラリア人女性が、旅先のベルリンで出会った男に監禁されてしまうというお話。
アメリカのコレ系映画にありがちなハラハラドキドキ成分は抑えめで、自宅に連れ込んでから段々と本性を表していく男と、生きるためにはそれに依存するしかなく、時には共感すらしてしまう奇妙な共存関係を淡々と描いております。
なので派手で過激な展開を期待すると少し肩透かしをくらうかも…逆にそこがこの映画の売りというか、監禁系映画の中で頭一つ抜けている部分かなと思いました。
どうやって脱出するのかな?と思いつつ観ていたクライマックスの展開も良く、ラストシーンも余韻が残る感じで良かったです。