ゆめ

26年のゆめのレビュー・感想・評価

26年(2012年製作の映画)
3.2
ネトフリにて。光州事件絡みということで見た。漫画原作ということで全体的に派手でエンタメ重視という感じがしたのと、登場人物の感情の動きにだいぶ不可解な部分はあるものの、光州事件を廃れさせまいとする製作陣の気概は伝わってきた。まだ光州事件と同じような構図はそこかしこにあるということも…
チングが良かったな〜 色気と男気のあるチンピラ。多分全羅道訛りでそこも良かった。あとトガニの性的虐待校長ズに引き続き、実在の元大統領(悪)を見事に演じたチャングァンと、相変わらず上手いイギョンヨン、抑えた演技のペスビンが光っていた。
チングのお母さん役のイミドがチングの2歳下だったのはびっくり。めっちゃいとうあさこに似てる。
話が話だけに資金繰りやキャスティングに苦労したようだが、当時無名だっただろうチェグィファやキムウィソンが出ていたのも私的には収穫。
ラストシークエンスが引っ張りすぎなのと、特にカタルシスのないラスト(実在の人物を対象にしている以上仕方ないものか)でなんとなく気分が落ちて終わったのが残念
ゆめ

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