Mina

あさがくるまえにのMinaのレビュー・感想・評価

あさがくるまえに(2016年製作の映画)
4.0
このポスターとタイトルで観る選択肢しかなかった。映像、言葉、風景、愛、全てが美しい。心を震わす表現という正解があった。真夜中に一人で静かに観たい映画。

臓器移植についての考え方は小さい頃から断固として無駄に決まっていた(小学生時代に討論したとき以来考え方に成長がないので変わってない)。でも今この映画を観て、涙を流して、少しその心が揺れている。はい映画に左右されすぎです。だけど知らないままにしたり、想像したりせずに答えを出すより、こういうきっかけがあるのはいいことだと思う。いつも考えて生きていたい。

フランス映画は主要じゃない人物たちに焦点を急に当てるのが得意なのかな。少ししか登場しない人たちにもそれぞれ映画ができてしまうほどドラマがあるのだと言わんばかり。だからフランス映画を観るといつも大きなものを感じてしまう。複雑でシビアで救いがあったりなかったりの読めなさの魅力。
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