Ning

ポリーナ、私を踊るのNingのレビュー・感想・評価

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)
3.8
少女から、1人の女性(ダンサー)への成長物語。音楽と邦題が最高にナイス。
両親の夢を託されて、プリマを目指すポリーナ。違和感を感じつつも従順に両親やコーチに従ってきたけれど……

この映画で魅力的だったのは2つ。

⑴クラシックバレエとコンテンポラリーダンスという二種の、表現や良しとされるものが異なるダンスを通して、ダンスの奥深さを感じることができた

どちらもコーチの指導の言葉がとても印象的
バレエ「苦労を観客に見せるな。美しい動きだけをみせろ」
コンテンポラリー「自分の感情をダンスで表現するの。あなたはなにを感じているのか分からない!」

⑵墓守娘から脱却して、自分の人生を生きられるようになるまでの心理的葛藤が丁寧に描かれていたこと

ダンス、墓守娘(親からのプレッシャー)という点で、ブラックスワンと似ていました。
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