わたしは何者?わたしは何を表現したい?アイデンティティは?それをひたすら追い求める姿に心を打たれた。
あの先生ゴリラみたい。そんなかんじで始めたクラシックバレイに打ち込み、コンテンポラリーダンスに出会い自分の原点、すべて、そのものであるクラシックバレイが足かせとなり、葛藤する。その葛藤も恋人、家族をもかなぐり捨て、ストイックに自分を追い込む。
途中、フランスにかぶれて髪型とメイクが変わったところはおもしろかったなー笑。
二度目に鹿を見たとき、あれはクラシックバレイの師匠、自分のメタファーなのだとぼくは思った。
彼女は自分を超えた。幼い頃から努力したクラシックバレイで培った技術と精神で。
結局のところ、人は自分が過去に熱心に取り組んだものが自分を助けてくれるんだと思った。逆に言えば、最終的にはそれしか自分を助けない。
ラストのダンスは圧巻。
師匠が笑うとこ好きだなあ。
お父さんがジョージア出身ってとこがジョージア語を習おうかなと思ってるぼくとしては好感持てた。