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ポリーナ、私を踊るのerikaのレビュー・感想・評価

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)
3.0
"夢のステージのその先は
私だけのもの"

古典バレエからコンテンポラリーダンスへの転身という設定に惹かれて観賞。
とはいえ"コンテンポラリーダンス"は以前見た「ハートビート」でちょっこと観たっきり詳しくは知らず(-ω-;)

wikiで見てみると厳格な定義はなく「非古典的かつ前衛的で、時代の先端を体現している」と考えられるダンス作品およびダンステクニックを指す曖昧な概念とのこと。
クラシックな伝統を解体し脱構築を目指しているダンスっていう表現が、この映画を見た私にはしっくりきました(*´꒳`*)

ポリーナがコンテンポラリーダンスに心奪われる切っ掛けになった舞台とカールのダンスレッスン、ラストのポリーナとカールのダンスが古典バレエとはまた違った美しさで最高でした✨
コンテンポラリーダンスからは新しさ故のエネルギーとか良い意味での生々しさが伝わって来る気がします(*-ω-)

フランス映画だからかな?ダンスの撮り方が綺麗で印象付けられるものでした。すね半ばから下の足の動きだけとか夜の道端からダンススタジオを見ているかのようなシーンとか。
私が一番印象に残ったのはポリーナのボリショイ・バレエ団のオーディションシーンです。舞台の真上のライトとかありそうな位置から見下ろした状態で、映っているのは舞台床とポリーナだけ。
舞台から観客席、またはその逆しか見たことがなかったのでこんな撮り方もあるんだと衝撃でした。観客にダンス以外の雑念を抱かせない撮り方だなぁと思いました(*´꒳`*)
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