けんちん汁

ザ・ヴォイド 変異世界のけんちん汁のレビュー・感想・評価

ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)
4.2
サイコゴアマンの秀才アストロン6が送る闇鍋映画 カルトにクリーチャーなんでもござーれを添えて

道で血だらけの男を保護した警官の主人公がその男を病院へ連れて行く。するとその病院で殺人事件が発生。さらに謎の三角巾集団に建物を取り囲まれ、院内には謎のクリーチャーが!

例えるとするなら、VHS2のギャレエヴァが監督をしたカルト教団の短編をうまく長編化したような最高の作品でした。あの時はレビューで「これは15分だから成立している」なんて言ってましたが、映画にも出来ることが証明されました。

まず火事で焼けて取り壊される前の病院という舞台が完璧だし、ライティングもめちゃ良いし、何よりCGじゃない手作り感満載のクリーチャーがマジでいい
コスタンスキ監督は特殊メイクも担当されている方のようで、道理で造形が天才的なワクワクさせるようなものばかり。
一生頭をパイプに打ちつけ続けるクリーチャーとかもう人形化してぇ?

ストーリーは最高にコズミックって感じで全く意味は分かりませんでしたが、僕と監督はフィーリングで通じ合っているので全く問題ありません。

ってなわけでサイコーだけど勧めませんので観たい人だけみてくだっさい!