Pam

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のPamのレビュー・感想・評価

3.6
家族。

一緒にいる時間なんてちょっとしかない。

家族は流れる。形を変え入れ代わりそしてまた流れる。

うざい家族。でも家族。私は家族大好きだけど、多分この映画を若い頃に見てたらあまりピンとこなかったと思う。全然わかんなかったと思う。この娘さんみたいに分野わかんないキャラでしか自分を投影できない。

どこの家族も変わってるから自分が特別だとも思わない。家族はいびつだ。

自分が今、あと数年で見送るだろうと思う父や母がいるからこそ、世界中誰でも同じなんだなーと積年の兄弟の思いちがい、(特に同性の兄弟の場合は殴り合いになるんだね。。私は女ひとりなのでちょっとわかんない)そして自信満々父への乗り越えられる乗り越えられないの葛藤。芸術家で教授という父親は欲張りで2つの名声がないとすねてしまうような子供だ。



人からちやほやされる教授は自分が子供なので、子供のことがわからない。子供は無視されて育ったと思っている。本当にそうだったのだろうか、親となった今形は違っても各子供を愛してる。

そして子供はその恨みが、全くその子どもたちと関係のない今の妻が、家を売却することで、傷は残させ、かすかな記憶になっていくだろう。嘘もそのまま隠されてしまい、この芸術家の作品もいずれ彼を知らない人がみるのだろう。


明らかにこのドラマは中年以上の映画です。

最後のダニーの親離れに

Forgive me
I forgive you
I love you
Thank you

この言葉を放った勇気・・・子供から離れていかないといけないんだね。

何げーに見てたら往年の映画スターがじゃんじゃんでてきてびっくりした。トッツィに日の名残りにマリッジストーリーにナイトミュージアムに、エイリアンに、、、NYユダヤの匂いのする人いっぱい集めてません?個人的にいかにもいい人のベン・スティラーじゃなくて、小心者のベン・スティラーが見れてうれしかった。

そっちの豪華さに目を奪われてしまいますがみんな楽しく演じている。

ウディ・アレン的だけどまた違う。なんなんだろう。離れててもやっぱり家族。むかつきあっても家族。決して仲良くなることはないとは思うが特別な存在なんだろうなと思った。
Pam

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