joruri

きっと、いい日が待っているのjoruriのレビュー・感想・評価

4.0
見ていてとても辛く苦しいけどよく出来た素晴らしい映画だった。
大人からの理不尽な暴力に絶望しながらも宇宙を夢見る弟と兄と必死に生きようとする子供達と腐り切った生き方しかできない大人達の物語。クソのような大人には全くの同情も哀れみも感じないし怒りのみしか感情湧かないけどそれでも校長の下で盲目的に従いながら評価もされない部下の男あたりが凄くこの映画の一面を表している。人はとても弱い。
最後僅かな希望を映画の中では感じさせることで辛うじて救いがあったが現実には絶望しかなかっただろうと思うとなんとも言えない。どうしようもない気分になる、というのが一番感想としてあっている。そういう映画だ。
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