マサラチャイ

きっと、いい日が待っているのマサラチャイのレビュー・感想・評価

4.5
今まで見た中で1番の胸糞映画。しかも実話だ。ナチの看守のような校長が子供たちを虐待するが、周囲にはバレないようにうまく立ち回る。嫌な奴ほど世渡り上手。子供たちも施設から出してもらうには校長の許可がいるので役所の人に言い出せない。当の校長は、「子供たちのためにやっているのだ。いつか感謝するだろう。」と宣う。校長が最後まで改心せず、謝罪もせず、自分が正しいと思い続けていたのが現実的で好きな設定だ。地獄のような牢獄で友情を育む子供たちの姿に胸が痛くなる。胸糞だけれど見て欲しい作品。