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シェイプ・オブ・ウォーターのchichichiのレビュー・感想・評価

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「スリー・ビルボード」と競い監督賞、美術賞、音楽賞と、合わせて4部門でオスカーを獲得している作品です。

期待して観ましたが観る人によって合う合わないが出ると思います。
もちろん、映像も素敵で、皆さんの評価が高いので作品としての評価は間違いのですが…

社会的弱者に焦点をあてているのもわかります。

主人公の女性イライザは、聞くことはできても声が出せずに社会的には声をあげられない。

友人のゼルダは、黒人と言う人種差別を研究室の看守から受けています。

イライザの隣人の画家のジャイルスはゲイです。

そして、半魚人の彼は人間ではなくて研究対象の野獣。

そんな登場人物が、障害、貧富、身分、人種差別を越えて言葉が通じないもの同士が互いに心を通わせて惹かれていく物語になっています。

きっと、見た目で人間を判断していることに対する警鐘なのかもしれません。

半魚人の野獣は好きになれない?
人種の違う人は嫌い?
障害者はどんな扱いをしてもいいの?
LGBTの人は差別していいの?

本作のタイトルは"Shape Of Water"
水には形というものがない。だから、水は、容器の形によってどのようなものにも順応して変化する。

だから、

"愛の形"

も同じなんだよ。
きっと、そうなことが伝えたかったのかと思いました。

ただ、わたしには、そんなことも考えながらも、お魚の姿をした野獣が好きにはなれませんでした。

なので、彼を観ていると、怖くて、鳴き声が耐えられるものではありませんでした。

ごめんなさい、この作品には評価がつけられませんでした。

ちょっと、感性が足りないのかとまたへこんでしまいました(泣)
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