rosechocolat

シェイプ・オブ・ウォーターのrosechocolatのレビュー・感想・評価

4.3
監督が「異なるもの」「標準ではないもの」に対してかける愛情は変わらず厚く、そんなもの同士が出会い、惹かれ、恋を実らす。そしてその結末に対しても、甘美でありながら容赦なく楔を打つ。監督のワールドは決してブレていない。

ストリックランド達がいる世界は人々の憧れを寄せ集め、イライザたちの側には人々が忌み嫌うもの、避けるものたちで徹底的に固めることにより、ダークファンタジーをより一層際立たせている。

憧れは憧れ。しかしそれをどんな形でも実現させてもいいか?と問われたら、あなたはどう答えますか?
そう問いかけてくる作品でもありました。
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