カルダモン

シェイプ・オブ・ウォーターのカルダモンのレビュー・感想・評価

4.1
水の温度、感触、怪物の肌触り。映画でしか語り得ない、言葉以上に肌を通して伝わってくる感覚。触れるということがこんなにも感情を伝えるものかと驚く。
美術や音楽、怪物の造形や部屋のインテリアに至るまで映画全体の基調となっている“青”の美しさに陶然となる。役者陣のキャラ造形や関係性のバランスも見事で、すべてはギレルモデルトロの愛の形、シェイプオブラブを感じる作品だった。

ストリックランドの首を切り裂き声を奪い、イライザの首の傷がエラ呼吸へ昇華する対比。見事なオチに鳥肌。

先月のスリービルボードに引き続き、注目作&公開初日&サービスデーという流れ。
まさかこうでもしないと埋まらないと踏んでいるのか?いや、そんな訳ないか