観ていて不思議な感覚になってくる映画。
現実と幻想の狭間に立たされているかのようなファンタジー映画。
本当に、「昔々、ある所に…」と語りが入るかの様なおとぎ話的ストーリーと絵面。
主人公が清掃員のオバちゃんと怪物的な魚人。この脇役的キャラクターとホラー的キャラの話とはかなり斜め上のストーリー笑
【デルトロ監督「僕は『美女と野獣』が好きじゃないんだ。“人は外見じゃない”というテーマなのに、なんでヒロインは美しい処女なんだ?なんで野獣はハンサムな王子様になるんだ?
だから『シェイプ・オブ・ウォーター』のヒロインをモデルみたいな美女にしたくなかった。」】
この考え方が、この妙にリアルで魅力ある映画を生み出すのかもしれないと思いました。笑
でも個人的にデルトロ監督の感覚に共感したのでよりこの映画が良く感じたのかもしれない。
映画全体的にやはり“水”をイメージしてるのか、青色というかずっと水中みたいな色合いの画面。
確かにコレも見事な視覚効果を生み出してる。この映画をハッキリとしたトーンや白黒(製作当時は白黒でやろうとしていた)でやっていたらまた評価は違っただろなと。
夏場に観たらまた涼しげな映画だなとも思いました。笑
ただ、誰が観ても楽しめる映画て言うわけでもない気もします。
個人的には割とおススメです。^_^