デルトロ監督が描く美しいおとぎ話。
本当に素晴らしい究極のラブストーリーだった。
冒頭から世界観に引き込まれ、終わった頃には夢から覚めた様なそんな感覚に襲われた。
それだけこの物語が幻想的だったって事だろうな。
声が出せないとか言葉が話せないとか容姿や種族なんて関係ない、必要なのは相手に対する"愛"、ただそれだけなのである。
その事を美しく幻想的な描写を交えて観せてくるのには、やられた。
もう、デルトロさん大好き。
イライザ役のサリー・ホーキンズの演技は素晴らしかったかな。
特に表情での演技が素晴らしく、タバコを吸う時に監視カメラの死角に気づいた時の表情は非常に印象的だった。
そして、マイケル・シャノン。
「ノクターナル・アニマルズ」に引き続き素晴らしい演技だった。
これだけ素晴らしい作品なんだけども、日本版のぼかしについてはGoTとかBLLで自然なぼかしを観てるからか、今回のぼかしがすごく不自然に映ってしまった。
あと、これは完全に私的な趣向の問題なんだけども、ネコ食うシーンはマジで大ッキライ。
