へたれ

シェイプ・オブ・ウォーターのへたれのレビュー・感想・評価

3.6
良かったとこ1 相変わらずの作家性
映画好きの若者が書いたラノベみたいな、ごった煮のストーリーでありながら、色彩や水のモチーフなど、映画全体の統一感が全く破綻しないのはさすが。

良かったとこ2 モンスターのデザイン
気持ち悪くもなく、かといって人間ぽくもない、絶妙なデザイン。

ダメだったとこ1 平板なキャラクターたち
大半のキャラクターが、登場から1分で受ける印象から最後まで変わらない。マイケル・シャノンとオクタヴィア・スペンサーは、それあの作品の演技と同じじゃね?とすぐに思いつくほど、今までと変わり映えが無い。

ダメだったとこ2 中途半端な時代背景
1962年という時代を表すエピソードはいくつかあるけど、全体のおとぎ話感と馴染んでもなく、そういうエピソードを置いてみましたぐらいの扱いでしかないので、むしろノイズに感じた。
へたれ

へたれ