いい意味で眠たくなりました。
観てる間はまるでこの世界、水のなかに全身が浸かっているようでした。
上映後もずっとこの映画に浸っていたい気分で席を立ちたく無かったです。
もう水になりたいとさえ思いました。
やっぱりなんといっても60年代のレトロな世界観がとても好きで、大人のおとぎ話という感じでした。幻想的な空間が印象的です。
感覚としては大好きなディズニー映画を観たときと同じような感覚。年齢指定はあるけど笑。でもまたディズニーとは違うダークさがあってそこが堪らない要素でもあった。
ギレルモ・デル・トロ監督の作品はこれで初めてで、彼のことや彼の映画のことは一応勉強(？)はしたのですが、少し不気味で正直私に合うのかな、と不安もありました。ですがなんの不安もいらなかったです。普通に私には合いました。
不気味だと思ったけど、観ていくうちにだんだんそれさえも美しく見えてくるし、最後には愛そのものに美しさを感じることが出来たので良かったです。非常に美しい映画でした。
最後も印象的ですごく好みの終わり方で泣いてしまいました……。本当のモンスターとは何なのか、愛に形は必要なのか、いろんなメッセージが叩きつけられたような気がします。
そしてサリーホーキンスです！！
サリーホーキンスは｢ブルージャスミン｣や｢パディントン｣などで知り、その高い演技力で好きになったのですが、今回もしかも言葉なしでここまでの表現ができるとは…！！ぜひ主演女優賞、とってほしいですよね！！楽しみです！！
