すごくロマンチックで、あらゆるシーンが美しかった。
冷戦時代のアメリカの、希望が溢れるような明るくて温かい文化的な一面と、狂気じみた暗く冷たい野蛮な一面とが混在した独特な雰囲気とか。
半魚人のような怪物の、恐ろしくも人らしいビジュアルとか。
無駄な説明とか名前とかは極力削がれてて、タイトルどおり、不定形な想いの美しさを前面に出した芸術度の高い作品だなと感じた。愛だとか友情だとかの普遍的なテーマをこういう変態的な切り口で表現するのは安っぽくなりそうなものだけど、すごいハイセンス。
それでいて、先の展開が気になるような緊迫感のあるストーリーなんだから、これはすごい完成度だ。
いや最近当たり映画ばっかりで幸せですわ、次がこわい( ˙꒳˙ )