SUNAO

シェイプ・オブ・ウォーターのSUNAOのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

そろそろ書きます

微細に美しく、汚くなりすぎないオールドファッションな暗がり

波が引いては返すような、話と音楽

あぁ、水の中にいるようで

息がつまる、美しい

とても素晴らしいお話なの




ちなみに、あまり言及されてないので、勘違いかもしれないんですが

この作品って、人間と魚人の種族を越えた愛じゃなくて

『人魚と魚人の愛』じゃないのかなぁなんて

ヒロインのイライザさん

『口がきけない』

『孤児』

『エラのような首筋の傷』

『最初に水中に漂う夢を見る』

『ラストの水中シーン』

これって、要は

まだ幼かった頃の人魚イライザさんは

人間に恋して地上に上がった他の人魚に憧れて

地上に上がったはいいけれど、人魚呪いで口も聞けないし、差別される

でも優しい人達に助けられて生活している

そこで、たまたま懐かしの魚人に会って、久しぶりねー、なんて

恋に落ちる

って読み替えてもいいんじゃないでしょうか

だって、イライザさん、出生の秘密に関してはサラッと流してるから

本当の事は隠してるかもしれませんし

だから、『異形の恋』なのだなぁと



というのが、僕の考えなんですが

みなさん、どうでしょね

この考え、割と好きなんですよね

人間の恋、見るのが嫌いなんで

(^ω^)ふへへ
SUNAO

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