シェイプ・オブ・ウォーターのKiKiのネタバレレビュー・内容・結末

いい意味で予想外で、予想以上の美しさと、予想外の内容というか。裏切られまくりで唖然として背筋ピンとなるほど全てのシーンが見逃せなかった。
「パンズ・ラビリンス」を思わせるようなグロテスクなシーンが多かったけど、なかなかこれが慣れない。研修室の床一面に血が広がってるのも、指が腐って黒くなっていくのも、妙にリアルだった。
性的なシーンは「パンズ・ラビリンス」にはほぼない？はずだからちょっと戸惑ったけど、少しユーモアのあるシーンとして見れて、でも後半に行くにつれてそのシーンの意味も出てきて。どちらかというと、エロいっていうより美しいっていう方が増して見えた。ていうか映画全体がすごい綺麗で美しいんだけど。
半魚人は、登場シーンと猫食べちゃってるシーンのみうわっ、と思っただけで終始可愛くて、どんどん好きになっていっちゃう。不気味な怪物に見えるけど人間よりも人間らしいものだったのか、人間以上の神なのか、、。
ラストシーン。イライザは撃たれて殺されるんだけど、半魚人が彼女を海の中に連れて行く。でも水の中で目を覚ます。彼女にとってはこれからの2人の生活が本当の幸せな人生なのかもしれない。彼女にとってのハッピーエンドになったんだと思う。このラストシーンも「パンズ・ラビリンス」とどこか似ている。
究極な愛の物語。