タイトルなどの文字要素の色が緑色です。綺麗な緑色を使っていると思いますが、緑色の海と言われるとあまり綺麗な感じはしないです。そこにも怪獣と、話すことができない女性の恋というテーマが入っているのかなと思いました。
正直なところ可もなく不可もなくと言った、いたって普通のファンタジー映画のように思いました。ただギレルモ・デル・トロのエッセンスはバッチリ入っており、ロシアの博士をマイケルシャノンが痛めつけるところなどにはバッチリと痛い描写が入っていました。ああいったところにファンタジーだからといって遠慮がないのがいいですね。
友人関係にはなんだかんだで恵まれているイライザが毎朝オナニーしているのもいい点だと思います。愛に飢えてるんだなと思いました。
マイケルシャノンのセックスと怪獣とイライザのセックスという対比構造があるように思いました。
ラストからは神は命を奪いも与えもすると言った「もののけ姫」的な考えを感じました。
