おしゃれ映画とSFとミステリーの間みたいな作品。
その中途半端さと、
伝えたいことの多さに腑に落ちなかった。
発話障害の女性と半魚人にゲイに黒人、
全員社会的に不利な立場の人間たち。
完全にポリティカルコレクトネスが
テーマの作品。
去年のアカデミー賞受賞作品の、
ムーンライトに続き、今回もポリコレ作品の受賞。
ムーンライトは作品として、
とても良かったので分かるけれど、
本作は、既視感が強い。
半魚人の必要性があったのか。
疑問が多い。
社会的に何かを訴えて、
人の価値観を変えようとする作品
が受賞するこの傾向は好みじゃない。
救いは、
イライザのピュアさと、
部屋のインテリアや音楽、と衣装。
バスの中で、
帽子を枕にするシーンがとても印象的。