バルバワ

シェイプ・オブ・ウォーターのバルバワのレビュー・感想・評価

4.0
注射片手に背後から忍び寄るホフステトラー博士を格闘漫画 範馬刃牙に登場するアルバート・ペイン博士を連想したのは私だけじゃないはず!←妄言乙


アカデミー賞の結果が発表されたし、ギレルモ・デル・トロ監督だし観たいと思っておりました!…アカデミー会員気分も味わえるしボソッ( ´∀`;)

いやぁ…勇気が出る!ユダヤ人、黒人、女性、ゲイ…社会で差別や偏見の目で晒されるような人々がチームプレーを見せ、権力者に挑む中盤展開は本当に好きです。そして、みんな普段結構弱気な人間というのもGood!

なんと言っても主人公イライザの中盤以降の肝の据わりっぷりと色気付きっぷりには感服(衣裳でもイライザの変化を表現しててステキ!)でした。
そして、対する敵役ストリックランドのある体の一部の色や臭いが彼の精神や人間性を象徴しているように思え素晴らしい演出だなぁと勝手に感服しました。

欲を言わせていただければ、半魚人とジャイルズとの交流をもう少し観たかったし、終盤の展開にひねりがあっても良かったかなぁ…とも思いましたが"人生とは失敗の積み重ねである"と心が奮い立つ名言も作中にチラッと出てくる良い怪人映画でした!

最後にデル・トロ監督おめでとうございます!!
バルバワ

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