あはっ

シェイプ・オブ・ウォーターのあはっのレビュー・感想・評価

4.0
ギレルモ・デル・トロ監督の作品は、パンズラビリンスを前に見たことがあって、独特で、ダークな世界観に惹かれておりました。

この作品も公開前から気になっていて、(ポスターが素敵だったもので)、ちょうど公開日に田舎に帰省していたので映画館がなく、東京帰ってからのお楽しみ...と思っていたら、あ、ア、アカデミー賞......!!!こりゃ大変だ。混み混みだ!

隣も前も後ろもギューギューのTOHOで鑑賞しました。

オープニングから、物語の始まりを告げるモノローグ。ワクワク感が増しました。
題名にウォーターがあるだけあって、水の音がとても印象的で、心地よくて、でも眠くなるどころかどんどん入り込んで行きました。

ポスターに切なくも愛おしいの文字があったので、どちらかというと哀しいのかなと思ったけれど、あのラストは私にとっては幸せなハッピーエンドでした。

お風呂場を水いっぱいにするシーン、主人公のあの女の人のあの笑顔、あれが、あれこそが、恋する乙女のカオなのだと、その時ふと思いました。

最後の愛の詩に、嗚咽が漏れそうになるほど涙しました。
頑張ろう、前を向いて。と自分の心にメモを残した、そんな作品。
あはっ

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