「私がどれだけあなたを恋しいか、知ることはないだろう。
私がどれだけあなたを気遣っているか、知ることはないだろう。
試してみたけど、あなたへの愛は隠せない。百万回もこの気持ちが言えなかったことを、あなたに知ってほしい…」
劇中、三度流れる「You' ll Never know」の冒頭の歌詞。
はじめはレコードから流れ、主人公が歌い、エンドロールへと続く。
主人公イライザの気持ちそのままに、グッと心に響き、涙がとまらなかった。
物語は冷戦下のアメリカで、声を無くした孤独なイライザと遠い海から連れて来られた「彼」とのファンタジーロマンス。
さすが、ギレルモ・デル・トロ監督
バンズ・ラビリンスでも感じたが、独特の世界観、音楽、映像の美しさに心奪われる。ロマンスだけにとどまらず、その時代背景、問題を投げかけ、観る者の感じ方でエンディングがかわる。
主演のサリー・ホーキンスは素敵すぎるし、なんといっても、悪役のストリックランドを演じたマイケル・シャノン！ほんま憎っくきヤツにしか見えない！すごいです。
