生理的な怖さと不思議な美しさを合わせ持つ怪物の造形が素敵。ラブロマンスは基本苦手なジャンルだけど、やっぱりこういう監督の変態性が如実に表れた映画は最高だと思う。
展開が余りにも予想しやすいが、映像や演出の良さ 程よいエログロで見応え充分 鑑賞後の余韻が恋しい。 むしろこのくらいシンプルな方が雰囲気を味わいやすくて良いかも。
ピュアな怪物と醜い人間の対比をさせる為に悪役がひたすらクソ野郎に徹していたが、キャラクター単体としては単純過ぎてやや物足りない印象。まあこの映画は善悪論の話ではないので的外れな批評ではあるが。
