あや

シェイプ・オブ・ウォーターのあやのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

最高に好みの分かれる映画だと思う。
寝る人は寝ちゃうんじゃないかな?(笑)

メッセージ性は凄い、むしろメッセージ性しかないから、エンターテイメントとして楽しめるかそうでないかで、15時17分と同じで絶対に評価割れると思う。

映像は素晴らしくて、イライザのファッションもとても素敵だった。
まず掃除係の制服がめちゃくちゃかわいい!
しかしサリー・ホーキンスは美しい人だなぁ。

異種族愛や障害、人種差別的要素、さらにはジェンダーに関して、様々なメッセージ性が伺える。
あと冷戦時代のアメリカを存在で現すストリックランドとかね…しかし、いたしてるシーンのぼかしは笑った、あれぼかすなら、食べられちゃった猫ちゃんもぼかせばいいのに(´・ω・`)

ストーリーはもう当然ながらおとぎ話ですよね、でもその中での警備がザル過ぎて、ファンタジーであってもあれは無いし、そもそも異形の彼がいきなり懐き過ぎるのも違和感、あとKGBの存在に関しては果たしてあれ要るか?ってなった。
博士のスパイ設定とか無しにして、イライザと彼の交流の要素に時間使った方が良かったと思うのは日本人だからなのか…冷戦時代の設定必要なのあれ?

そして何よりもゲンナリしたのは最終的に考えると、結局はストリックランド達もイライザも自分たちのエゴで彼を振り回しただけって点。
一見、言葉の通じない異種族愛で美しく感じるけど、自慰を日課にしている独女が、やれる男を見付けただけって感じもするんだよね…彼の事を本当に想うなら即逃がすべきだと私は思う。

結果的には彼も彼女を必要としたから、自分の形に近付けた…神が自分に似せて人の子を創ったのと同じ結果になるんだけど、エゴだらけの話だったなって、感動するポイントが得られませんでした。
あや

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