ようやく観れた、、
デルトロがずっと温めていたストーリーとあって作品への思い入れが感じられる愛にあふれた映画でした。
世界観、映像、カメラ回し、音楽。大作らしいこだわりぬいた美しいシーンの連続。冒頭の水中シーンはとても綺麗だった。
マイケルシャノンがとりあえず怖すぎてｗ
あんなに怖くする必要があったんだろうか。だいぶハラハラしました。
期待値が高すぎたのもあるけど、若干ご都合主義な感じのストーリー展開やエンディング、空想力のやや足りないディティール表現に大衆映画の匂いを感じてしまっていまいちツボに入らなかった。異生物との愛の交わし方が人間と全く同じというのはどんなものか。
とはいえ日頃虐げられている人たちを主役に据え、対権力に立ち向かっていくという設定はとても共感できたし、舞台が60年代とはいえこういう映画がアカデミーを取るっていうのはやっぱこのご時世だからなんだろうな。
味方のいない世の中で、王子様が海からやってくるっていうのは新しいしいいじゃない！好きだったのは、サリーホーキンスが手で「FUCK」ってやるところです。あれ最高。
