ヒゲゴリ恐怖映画系

シェイプ・オブ・ウォーターのヒゲゴリ恐怖映画系のレビュー・感想・評価

4.3
愛の形…

失語症の女性は、掃除婦として政府の機関に務めていた。
いつも同じコトを繰り返す毎日だったが、その日は違った。
ソ連との冷戦の打開策とするべく、軍事目的の為に捕えられ移送されて来た異形の生物。
人ならざる者だが、彼女は彼に惹かれていく…そんな彼女に次第に心開いていく彼。
だが、彼に政府の黒い影が迫っていた…


言葉を必要としない感情のやり取り(手話は使う)は、観る者の想像力をより掻き立てて思った以上に美しさを感じた◎
設定背景も60年代前半とセピア色が匂い、その中で心情を映すかの如く、主人公の着るもの、履くものの色の変化が良かった♪
タイトルの和訳「水の形」も感慨深い。
透き通るものもあれば濁ったものもある。
形づけられず何ものにも形を変えられる。
色や形はそれぞれに混ざり合うこともできる。
観る側の視点で色々な感じ方が出来る美しい作品だと思いました(*´-`*)
字幕が黄色なのもスクリーンに自然と馴染んで「文字」と主張して無くて良かった♪
最後に彼女の体の秘密に気づいた時は号泣してしまったwww

珠玉の愛の物語、是非♪
(猫好きの方は若干辛いシーン有りw)