美しい。
うっとりとしてしまう映像美と音楽。どこを切り取ってもロマンティックになるよう、美術の細部までこだわりが見えます。
1961年という差別が横行していた、ギスギスと息の詰まる時代。"彼"と彼女のラブストーリーではあるんだけれど、社会的弱者と呼ばれるような人たちが力を合わせて困難に立ち向かうという話でもあり、人を判断する基準とは?という、普遍的な差別に対しての考え方(テーマ)に重きが置かれています。アカデミー賞作品賞を取ったのも納得。
個人的にはジャイルズがとっても好き!
音楽がとても好きで、幸福の中にちょっぴり不安が混ざったような、胸をざわつかせるそんな曲ばかりで、バスに乗りながら聴くと勝手にイライザになりきれてしまったりする。自分の結婚式にいくつか曲を使ったので思い入れのある作品です。