このレビューはネタバレを含みます
ロマンティックコメディであり、神話である。
主人公登場から、１分後にはオナニーシーン、この物語は上辺の誤魔化しでなく、本質的なことを描くんだという意気込みが感じられる。
半魚人との出会い、惹かれていく具体的なきっかけがない事が不思議に感じた。
一見恐く思えたけれども、キュートなしぐさに気付くとか、普通なら、そういった好きになる理由付けを用意すると思う。
本作では、一目見た瞬間から、興味を惹かれ、半魚人の特異な美しさに魅せられていく。つまり一目惚れだ。
これは、監督が子どもの頃に、モンスター映画が大好きになったのと同じ事なのだろう。
好きになることに、理由はないのだ。
松本人志のコント「トカゲのおっさん」との比較を考えてみたが、よく解らなくなった。
