政府研究施設で清掃員として働く声の出せないイライザと、不思議な生き物とのラブストーリー。
アカデミー賞作品賞受賞。
ギレルモ・デル・トロ監督作品
なんとも不思議な作品。
設定が未だかつてないよね。
しっかりラブストーリーなのが、さらに凄いところなんです。
マイノリティである彼女が愛したのは
人ではない半魚人の様な生き物。
何者でもない彼と、言葉の要らないコミュニケーションで愛を築き上げて行く。
愛が彼女を変え、見えている世界すら鮮やかに変わって行く過程が美しい。
暗い夜の世界に緑色が映えて、
その世界に赤色が足されていく。
なんかうまく言葉に出来ないがそんな変化を映画の中で感じることが出来ました。
どこかファンタジーを感じる設定を、
映画の中でエロとグロの描写をしっかりと伝える事で、一つの大人のラブストーリーになっているのでしょう。
すごいバランス。お見事。
