おみの

シェイプ・オブ・ウォーターのおみののレビュー・感想・評価

4.0
好きなもんは最初から好きなのほんまそれ、「好きになる」とかなくて「好きなんきた」ですわそれこそが恋ですわと思ってる節ありですわ、そういうのはまず基本一方通行でそしてそういう相手を前にするとこちらに主張したい執着したい保ちたい「形」はないんですわ、こちらがこうだから相手にこうあってほしい的な相性の試算とはフィールドが違う状態、相手の何がどうであれ拒みようなどまるでないまさに水状態、情報によって相手の「実体」の見え方がいかに変化しようとこちらは「そうなんや〜そうきたか〜」とか言ってふわついてるしかないわけですわ、だからどうかもっと見たい、その輪郭とりたいとらせてくれろ〜というのがわたしが思う恋にまつわる水の話です。手のつけようのないやつ。イライザわかるで。
世界認識的なところの水の話としては、主に欠けを満たす水が世界を反転させる話、瑕疵を構成し直す(≠治癒)話と思いました。だから打倒されるのは「満ちている」者、理由は「満ちている」から。今の傷に今寄り添う水、そのうつろいやすさ、かけがえなさ、ほかでもなさ、ほかをよせつけなさ、それは駆け落ちで抜け駆け、その意味での怪物性破壊性についてが印象としてじわじわ。