良かった、本当に良かった
お姫様はかわいくて王子様はイケメン、みんながみんな石原さとみなわけないやろ！という従来のファンタジーをアップデート、起承転結はそれを踏襲しつつリアルではありえないファンタジーのファンタジーたるところを塗り替える、汚さ気持ち悪さ不気味さ含めてかゆいところに手が届く物語、愛さえあれば+完璧に作り込まれた美術が完璧すぎてリアリティを破壊しているのもツボだった、不気味の谷？雨の音も最高（あと、ハンデを抱えた主人公と同僚との関係からダンサーインザダークを思い出し）
エンドロール終了まで誰ひとり席を立たず、もしかしてみんなも？2018ベスト涙ごちそうさまでした
メモ
『愛しすぎる女たち』という本があるらしい。愛することが苦痛になる、愛することに自分の負を投影してしまう。そういった履き違えへの中毒に関する本らしい。その中で美女と野獣に言及した箇所があるらしい。野獣は第三者にとっては野獣に過ぎないが、愛を介在させた美女との関係において、美女にとって野獣は王子様である。〜という当たり前かつ真理を教えていただいた
