ネコ…食べないで欲しかったな…
好きな彼が衰弱してる目の前でステージに立つ自分と一緒に踊る彼をイメージ出来る彼女に引きました
仲の良い同僚がいて、気の合う隣人がいてなぜ彼女が孤独となるのかわかりませんでした
冴えない彼女だったからでしょうか
声が出ないからでしょうか
なぜ孤独と彼女が結びつくのか
彼女にとってどこか満たされない毎日だったのでしょう
埋めて欲しい相手が同僚でも隣人でもなく愛し合える相手だったのでしょう
それが彼女にとっては彼だった
欲しいものがいつでも必ず自分の願うものと同じとは限らないものね
映像はキレイでした
半魚人の彼はもっとグロテスクなものかと思いましたが案外キレイで彼女の恋人にしてしまう気持ちはわかりました
ただ立ち姿や仕草がカッコ良くてこれは人間らしさを妙に感じてしまいました
着ぐるみ感が少し気になりました
全体を通して思うのは
彼女の愛はなんだか知恵のない相手を自分の思うように動かしている身勝手さを感じて彼が可哀想と思いました
最初は助けたいという一心だったがやり方が行き当たりばったりで彼は弱る一方
海に逃がすのも遅すぎたのでは？
その前になんとかできなかったのか
別れが惜しかったのか
ラストは今までの彼女が自由に彼を振り回した分このラストで良かったなと思いました
今まで彼女側の意思ばかりで彼を動かしていたので彼が彼女を連れて行って良かったです
そのまま死んだ彼女を愛し続けるのかと思いましたがそんな悲しい結末だったら彼女をキライになってしまうところでした
性描写の賛否を問うレビューを見かけたのでその点に。
性描写はなくても良かったような気がします
キレイなストーリーでなく大人のずるさや汚れを知っても純粋に愛することが素晴らしく純愛映画だとするならわざわざ性描写でなくてもいいと思います
大人向けの映画だから必要だったのかも知れないけどおっぱいでたりエッチしてる画が出たら気もそぞろです
事後の連想させるやりとりとかの方が大人向けになるのではないかなと思いました
