グリーンが目に優しい。
アカデミー賞も獲り、皆さんの評価も高いようですが、残念ながら私はハマりませんでした。
確かに映像も音楽も悪くなかったですが、ストーリー的には大した捻りもなく、半魚人という設定がなければ平凡なストーリーだったと思います。
しかも私にとっては、その半魚人という設定がマイナスに働いてしまいました。
また登場人物のバックボーンの描写が不十分で、登場人物に感情移入がし辛い。
お陰で所々のシーンで「えっ?なんで?」「そのシーンいる?」って感じで醒めてしまいました。
人間と半魚人という特殊な関係だからこそ、惹かれ合う過程はもっと丁寧に描く必要があったと思う。
トントン拍子に話が進んだので、まったく主人公の行動に共感できなかったです。
ハートフルでも、ダークでもない、どっちつかずのファンタジーだったのも残念。
デル・トロ監督だったら、思い切ってどちらか(個人的にはダークな方)に振り切って欲しかったな…。