village123

シェイプ・オブ・ウォーターのvillage123のレビュー・感想・評価

4.0
冷戦下のアメリカで発話障害のあるイライザはある研究施設で清掃員として働いていた。そこにあるとき南米奥地で神として崇められていたと言われる謎の生物が運び込まれる。半魚人のような生物に興味を抱いたイライザは清掃中に好物のゆで卵を与え、手話で意思の疎通を図る。しかし、研究を急ぐ軍人たちは半魚人を解剖しようとする。

安っぽくなりそうなB級な内容が驚くほど丁寧に映像化された作品。
ファンタジックな現実にグロテスクな描写がさりげなく取り入れられた作風で、少し怖いけど覗いてみたくなるような非現実感が素晴らしい。
ストーリーや人物描写は単純なので、あくまで独特な作風を楽しむ映画と言えるだろう。
village123

village123