映画館の予告編を観て記憶に残っていた映画です。深いブルーグリーンの水の中に潜む生き物は何だろう？正体を見せないその生き物に恋すると言う女性は、絶世の美女でも夢見がちな少女でもない。話す事が出来ない地味な掃除婦。
予告編としては、適度に観たい気持ちを誘う良い出来だったと思います。(少なくとも私は引っかかりました)
ただ、観終わった感想はだいぶ違います。
一言で言うとグロテスク。
「パンズ・ラビリンス」の監督だと知って、納得しました。
冒頭のファンタジックなブルーグリーンの水の中を漂う様な映像には引き込まれましたが、謎の生き物の姿にも美しさは感じられなかったし、所々に感じるギョッとする生々しさにドン引きしました。
(友人の猫を食べちゃうシーン見て、感情移入は出来ません。)
そこがこの監督らしさと言う気がしますが。公開にあたっては、国によっては映像の一部変更もあったと聞きました。
ファミリー向けの映画ではないので、ご注意を。
