シェイプ・オブ・ウォーターの作品情報・感想・評価

シェイプ・オブ・ウォーター2017年製作の映画)

The Shape of Water

上映日:2018年03月01日

製作国:

上映時間:124分

3.9

あらすじ

1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。 人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。

「シェイプ・オブ・ウォーター」に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

4.5
ギレルモ・デル・トロの世界観(「ダーク・ファンタジー」空想世界が主体であるファンタジーとは異なり、あくまで現実世界が主体となってる)を映像化するのに色々と趣向を凝らしてある映画やった。
ファンタジーで可愛いのを描きたいのか、グロいのを描きたいのか(ギレルモは子供の頃からホラー映画が好きだったそうすから、その所も随所に散りばめられてた)ビミョーな温度だけど、それも趣のひとつかと。
時代背景(1962年冷戦下のアメリカ)のセットも服装も実写で描くために余すことなく仕上げられてた。
イライザは夜間清掃員の中年女性。
夕方に起きては仕事場に向かう。
同じ毎日を過ごしていた。
自分はここで思い出したのは、「シシュポスの神話」と云うA・カミュのエッセイ作品す。
作中に「朝起きて、会社に出勤し働く、帰宅し、食事を摂り眠る。同じリズムで過ぎ行く《日月火水木金土、、、》」だいたいが、こういう道をたどっている。
ところが、ある日、何故? 
ちゅう問題が、頭に過る。
すると驚きの色に染められたこの倦怠の中で全てが始まる。
彼はこの、人間の心理をついた感情が、重要なんやと力説しているが、将に『シェープ・オブ・ウォーター』の物語はそこで展開する。
主人公のイライザを演じるサリー・ホーキンスは可愛いなぁと思えたりに見えたり、そうじゃないように見えたり不思議な女優さんに感じたなぁ。
音声障害で話せない孤独で内気な主人公が、恋した(謎ある)彼を助けるって決めたときが、カミュの述べる人生での重要な場面だ。
日々懸命に働いている。
せや、ある日突然「これが人生というもんなんか?」と、questionmarkか、よぎる。
それをカミュは、意識の目覚めと定義してるけど、
こうした折に我々は、この唐突な疑問符にたいして「こんなもんなんかなぁ?」って、無意識に了解し、意識の目覚める前の日々にもどるか、あるいは、不意に過ぎ去った『?』を真摯に受け止め、人生について、深く考えるかのどちらかじゃないかな。
イライザはそこで立ち止まり、考えて行動に出た。
感動。
世の中はどうかなぁ?アメリカ人は?日本人は?
アメリカも日本も、戦後の荒れはてた中から、先人たちが築きあげてきたこんにち。
アメリカや日本は奇跡的な発展をとげ、豊かな文明を保つことがでけたのは承知の事実やけど、
日本においては戦後は民主主義の国となって、高度成長を過ぎ、人びとは自由どゆたかさを謳歌しているようにみえてるけど、その影で取り戻すことのでけへん大事なモンを失なってきたんちゃうかな。
「放棄か、再起か」カミュが問うものに、イライザは再起を選び行動する。
感動。
その行動は是非とも映画館に足を運び観てほしいです。
アメリカの夜を照らす街灯、朝日が差し込む部屋、雨に打たれる埠頭、温かいよき時代の(よき時代はタイムリーには知らないが)ハリウッド映画の世界。
イライザが働くラボは旧くてオドロオドロシイホラー映画の感じ。色んな映画へのオマージュを感じられます。
Unable to perceive the shape of You, 
I find You all around me. 
Your presence fills my eyes with Your love, 
It humbles my heart, For You are everywhere.
ミ

ミの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽と映像、色の感じとかめちゃくちゃ好きでした〜
洋画って飽きちゃって耐えられなくなること多いけど全然飽きなかった

でも、後先考えずに行動する主人公ってどの映画でも好きになれないなーとは思った
あとスパイの博士が意外とあっさり殺されて、都合良く使われてる感があった。。。

最終的にさっぱり終わって、見終わったあとの満足感はいい感じ〜
miyu

miyuの感想・評価

-
想像と内容が違って少しショックだった。
怖い人がわかりやすく出ていて、余計に現実味がないのが全面的に出るのが少し残念。
ただ、禁断の恋な感じがステキで、純愛ラブストーリー。
音楽が最高。
ここまで純度の高い愛は現実では有り得ないからこそ楽しめる作品なのかもと思った。人間同士では無理なんじゃないかな。。
見終わったあとは幸せな気分に浸れました。

"まとも"に縛られたあの人、半漁人よりもよっぽどモンスターで恐ろしい。主人公の周りの登場人物もしっかりキャラが立っていて細かな背景が知りたくなりました。
ami

amiの感想・評価

5.0
観たことの無いこの世に一つのお伽話。不思議なお話し。素敵なお話し。愛のお話し。 お見事です。

記録なり。
もも

ももの感想・評価

4.2
popcorntime鑑賞。
新しいおとぎ話みたい。
不完全な者同士のラブストーリー好き。
音楽も雰囲気もすごい可愛くて素敵だったから、目と耳が幸せだった。。
水中で抱き合うシーンが幻想的!

エライザみたいに心の綺麗な人になりたい…
赤い靴履いて、乙女心全開なエライザ可愛い。
eri

eriの感想・評価

3.5
✔️
ツナ缶

ツナ缶の感想・評価

4.1
なかなか映画館に足を運べなかったがやっと先日観られた。

人を選ぶ作品かもしれない。が、私にとってはとても好みに合っており楽しめた作品だった。
声を失い、自身が社会には馴染めないものと思いながらも女性としての欲と夢見がちな性格を内包し日々を過ごしているイライザ。人間社会の中では『声』が欠けていると認識され『普通』よりも下のフィールドに位置づけられてしまっている彼女が、声でコミュニケーションをしないことが『普通』である彼と出会い過ごして行くうちに、女性としてのほのかな欲も満たされていったのだと思う。
そんな過程を美しい情景と肉を伴った生々しい映像でもう一つのおとぎ話として描き切った監督にお礼を言いたい。とても美しくて心に残るものでした。ありがとう。
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