シェイプ・オブ・ウォーターの作品情報・感想・評価 - 7ページ目

シェイプ・オブ・ウォーター2017年製作の映画)

The Shape of Water

上映日:2018年03月01日

製作国:

上映時間:124分

あらすじ

1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。 人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。

「シェイプ・オブ・ウォーター」に投稿された感想・評価

KazumaK

KazumaKの感想・評価

4.1
ギレルモでは『クリムゾン・ピーク』と『パンズ・ラビリンス』の次に好き。
https://news.walkerplus.com/article/126802/
kazz

kazzの感想・評価

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「ブロークバック・マウンテン」さながらの魂による愛の物語。雫に象徴させた愛の美しさにただただ魅了されっぱなしだった。
(トロントじゃない方の)TIFFで鑑賞。
デル・トロさん印の童心溢れたダークファンタジーを期待していたので、良い意味で裏切られた。小学男児が中坊に育った感じというか、ジャンプ漫画で例えるなら「ドラゴンボール」から「I”s」路線になったとでも言うか、今までのデル・トロさんらしいウブさや素直さはベースにありつつ、その自然な流れでもっと目に見える生々しさとか性描写にも裾野が広がった感じ。結果すっごく良かったんだけどね!

オマージュ云々は根っこのストーリーを彩るための後付けだと思うし、僕自身もまったく意識して見なかったので、素直に身を任せて見て問題ないと思います。

物々しい研究所で異形のクリーチャーと主人公が出会う所だけが印象に残りがちだけど、初めはゆったりしたテンポで進み、中盤〜クライマックスまで目立った展開もないので好き嫌いは分かれるかも。その分、60年代の美しい映画館とその屋根裏のアパートメント、こじんまりしたダイナー、一世代前の超アメリカ的核家族など、狭めの舞台の上で登場人物それぞれの性格を表すルーティーンや癖、そして抱えているもの、守ろうとするものが次々と垣間見える。それはクスッとするような笑いのメタファーを借りていたり、一瞬だけハッとさせられる気付きとして織り込まれていたり。全員の陽と陰が明るみに出る頃には、気付けばその世界に浸ってしまう感覚。僕自身はずっと浸っていたかった。とにかく美術が最高です。クリーチャーの「彼」のデザインも、キモさを一周して神秘的かつ美しい。ダグ・ジョーンズと水棲生物、って言われると『ヘルボーイ』のエイブの亜種にしか見えないけどその辺は置いといて…

サリー・ホーキンスの存在感についてはみんな有無を言わさず大絶賛だと思うので、個人的イチオシの隣人役リチャード・ジェンキンスについて。冒頭、この人のモノローグの声からお話が幕を開けるんだけど、もうとにかく優しいんだ声が!そしてお芝居も、些細なところにすごく役の弱さが垣間見えてとっても優しいのです。容姿も中身も、必死でコンプレックスを隠そうとする姿が見ていてとても共感を呼ぶし、それでいて友を見捨てられずヒーローを買って出る素敵な脇役。いい脇役あっての主演の存在感、というのも否めないと思う。

ジェンキンスさんの声と合わさって、物語への扉を開けるアレクサンドル・デスプラのテーマ曲も神の域。おとぎ話っぽい旋律なんだけどマイナーコードで不穏さも感じさせて、どんな世界が待ち受けているのかこの曲一発で想起させられました。大作のスコアは正直イマイチだけど、こういう小品のスコアをやらせると光るよねデスプラさん。

TIFFのアフタートークセッションでは編集の巧さに触れてたけど、繋ぎ方のテク自体は作品の時代背景を汲んでか、割とオーソドックスだった印象を個人的には受けました。ただ、もうちょっとこのカットは芝居のお尻を見せてあげてもいいのに!って思うとこがいくつかあって、そこだけ少し残念。オクタヴィア・スペンサーの表情がすごい微妙なタイミングでちょん切れるカットとかあったしね。

あとは照明も昔っぽくあざとく、たとえば暗闇の中に一筋光が差してマイケル・シャノンの目だけが見える、いかにもな悪役演出とか明快で好きでした。最近見ないタイプの分かりやすさ。撮影はいつものデル・トロさんらしいビスタでアイレベルきっちりな絵作り。

色々書いたけど、見終わった後しばらく余韻に浸れることは間違いなしです。おかわりも絶対したくなる。今年見た中ではベスト級の一作でした。
東京国際映画祭にて。
デルトロ監督の最高傑作。
デルトロ監督の全てが詰め込まれたダークファンタジーでありラブストーリー。
美しい世界感に酔いしれた。
やはりデルトロ監督の世界観は惹かれますなー
こりゃベネチアで金獅子賞取ったのも納得。
サリー・ホーキンスは確実にアカデミー主演女優賞に絡んでくるでしょう。
そしてマイケル・シャノンの狂気っぷりも素晴らしい。
新しい愛のかたちを描いた感涙ものの傑作です。
東京国際映画祭にて…

人間と人形の歪な愛の物語を描くが、お互いのありのまま姿をしっかりと見つめ、そこから愛すことの純粋さを美しく伝えてくれる。
主人公・イライザの思い込んでいた心情とは逆にくる、人形の彼女に対する愛が溢れるラストは、美しく幻想的で素晴らしい。

冷戦下で生きる力強い登場人物たちに胸打たれるものもあったし、全体的にレトロチックで構成され、色使いの綺麗なセットや音楽のチョイスがステキ。
ANAIS

ANAISの感想・評価

5.0
東京国際映画祭にて鑑賞。今年観た映画の中で、最も美しい作品。醜い愛し方と、美しい愛し方の対比や、水、赤色の使い方が性をより掻き立てて、本当に素晴らしい。こんなにロマンティックで素敵な映画、久々に観ました。

デルトロ株が自分の中で急上昇。
東京国際映画祭にて

皮肉に満ちた現代に清涼剤として作った、「愛と映画」を深く愛する映画
と本編前のビデオレターで監督が言ってたように、

声を失った女性とクリーチャーの美しく不思議な純愛映画

この世界観にずっと浸っていたい、とても暖かい気持ちになりました。

日本公開は2018/3/1です。ぜひとも映画館で!

(監督のメッセージ間違ってたらすみません)
たらこ

たらこの感想・評価

4.0
正直観るのが怖かったのだけど、とんでもなく素晴らしかった。美しい。あんな愛に出会ってみたいものです。。今年トップ3に入る良さでした。心が浄化される。
TIFF10本目。
声を失った女性とヒト型水棲生物とのピュアで美しいラブストーリー。
今はもう、この世界に陶酔していたい。
Kano

Kanoの感想・評価

4.1
釜山国際映画祭にて一足お先に。
いつも通り、怪物が登場するゴシックな世界観。だけどこれは紛れもなく純粋で透明な愛の話。人と繋がることとは何か、本当の自分を見せる/見てもらうとはどういうことなのだろう。
英語の手話でF◯◯Kってどうやるのか早く調べて練習しないと…(笑)
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