さいらー

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星のさいらーのレビュー・感想・評価

4.2
初代、機動戦士ガンダム1話に繋がるように作られたTHE ORIGIN最終話。
厳密に言えばパラレルだが、細かい事は気にするな。

「誕生 赤い彗星」と題されたように、冒頭のルウム戦役はシャア・アズナブルが戦艦5隻をザクで撃沈し、中尉から二階級特進して少佐となる、赤い彗星誕生の決定的瞬間である。
サブタイトルになっている割にはあまりそこを劇的に描くわけではなく、案外あっさり。
しかし、MSの登場によって艦隊戦の時代が終わった事に痛く納得させられる描写だった。
あんな早くて火力あって小さいのが出てきたらそりゃ無理でしょ……戦艦がただのでかい棺桶にしか見えない……。



そして物語は進み、あらゆる線がサイド7に集結していく。
意外とアクティブなアムロ、性格の悪いカイさん、やたら可愛くてエロい身体をしたフラウ・ボゥ(地味に衝撃的)、ちょっと怖いセイラさん……etc

この作品を見て、初代の機動戦士ガンダムを見てみたいと思う人も沢山出てくるのではないかと思える出来のシリーズだった。ここで終わってしまうのが本当に惜しいが、この続きは機動戦士ガンダムにて。(オススメは劇場版)