二兵

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星の二兵のレビュー・感想・評価

3.9
ようやく完結。今回はルウム戦役〜レビル救出作戦〜南極条約締結までを描いた群像劇。正直これで終わりかという印象。もっと続きを見てみたい。

シャアが遂に"赤い彗星"になり、いろいろファースト第1話に繋がる要素が出てくる。しかしMS同士の対決が無いのでやっぱり退屈。当時と声優さんが代わったキャラも多く、リュウさんの声とか結構な違和感が(苦笑)。

ルウム戦役の描写、1話にあった、MSがくるくる回るだけの見辛い演出でないのは良かった。ザクが当時どれだけ脅威的だったのか、十二分に味わわされます(笑)。そもそもこの時期のザクは核バズーカとか持ってて、TV本編より危ないしね…。
ちなみに今作の見どころとなるレビル救出作戦、結局キシリアが裏で糸を引いていたという事か。実は穏健派でかなり良い人だったデギン、家族の前だと末っ子全開なガルマ、実はかなりしたたかな面を見せるレビルなどは中々新鮮。

シャアがツノ付きの兜を被り、ファルメルを拝領する一連の流れ、後のホワイトベースクルーが次々テロップ付きで紹介される演出はテンションが上がった。アムロを尋問したウィリアム・ケンプさん、確か本来ガンダムのパイロットになる予定だった人だよな…。で、そのガンダムだが、セリフには出てくるものの、それ自体は最後まで影も形も姿を現さないのが残念。まあ、敢えてそうしたんだろうけれど。

最後、レビルの演説で終わりかい!と思ったら、山崎まさよしの歌が流れる(良い声。しかし山崎まさよしでアニメって言ったらやっぱり秒速だよな)スタッフロール中にジオンの地球降下作戦の模様が描写され、最後の最後にホワイトベース登場。そして「And now Gundam begins…」からの「君は生き延びることができるか」のセリフが!これにはテンションが上がりました。

原作もこれまでのアニメもすべてチェック済み。平成のアナザーガンダムで育った世代ですが、安彦氏が描く新たな1stガンダムが楽しみで、これまでのシリーズを観てきました。

で、観終わった感想としては、上にも書いた通り、嗚呼ここで終わってしまったのか…という印象。このクオリティでもっともっと続きが見てみたい…。そもそも一年戦争開戦前からルウム戦役までの話なので、MS戦もあまり有りませんし、タイトルはガンダムなのに、機体自体も結局出てこないまま終わるし。せめてガンダムが大地に立つ描写だけでも観たかった。是非、映像化を!