もけ

劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~のもけのレビュー・感想・評価

3.5
前編から続けて原作未読のままで鑑賞。

タイトル通りの大ロマンスを声優陣の熱演でじっくり楽しみましたわぁ。
アニゴジでもこっちでも宮野真守vs櫻井孝宏でそこもちょっと面白かったw ちなみにこっちの櫻井はとても気持ちの良いイケメン櫻井です。

前編の時も書いたけど、日本で女性の社会進出が少しずつ始まった時代が舞台だからこそ現代に通じるものがあるし(何なら未だに女性差別がある)、そんな中を軽やかに活き活きと生きてきた紅緒がさらに女性として成長する姿を描く。
そこに仄かに「大人になる」という寂しさも感じさせるのが良かった。

後編はロマンスがより強まっているんだけど、ここに関わってくるキャラクターが誰も責められないのが面白い。
そう生きていくしかなかったり、人として筋を通そうとするが故に苦しんだりとどのキャラも理解できてしまう。
王道なんだけどだからこそ面白いし、キャストの演技がより光る。

正直、劇場用アニメとしては昨今の高いクオリティの中でこれか…と思ってしまう部分がちょいちょいあったのが残念だけど(前編もそんな感じだったな…)、ある程度欲しいところでは欲しいクオリティだったのでガッカリするという事はなかったです。

映画館のサウンドで聴く『新しい朝』、良かったな…

(ツイッターに書いた感想をコピペ)
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