辛ラ主義者

スパイは暗躍するの辛ラ主義者のレビュー・感想・評価

スパイは暗躍する(1939年製作の映画)
3.4
 ひま潰しに見ましたが、これは面白いです。まずラルフ・リチャードソン演じる諜報員がとぼけた珍奇なキャラクターで、オープニングからグイグイ引っ張る。忙しくて恋人となかなか会えない、という描写が楽しい。ローレンス・オリヴィエがどうでもいい役なのもポイント高い(ヴァレリー・ホブソンとのラブコメぶりは微笑ましい)。
 あと、敵国の使う奇妙な兵器にも驚かされた。いわゆる光学兵器で、エネルギー波?で飛行機のエンジンを故障させるという……時代を先取りしているなあと感心するのですが、このころすでにアイデアはあったのでしょうか。