見る方向で世界は180度変わる
互いが互いを理解する努力をすれば
われわれの世界はまだまだ優しくなれる
とある団地
老人の隣りに外人が引っ越してくる
とてもイカつい
軍人のような風貌
鋭い目つき
お爺さんはドアを閉ざす
階段の踊り場から聞こえる、他文化の電話の声
室内から響く騒ぎ声と、廊下に散乱する菓子袋
出会したときの高圧的な態度
なるべく関わらないようにしていた
そんなある日、団地に響くサイレンの音
ドアを激しく叩き声を荒げる隣人
とうとう彼は、窓を破り老人宅へと押し入ってくるが…
とても面白かった！
偏見や決めつけで人の目はいかに曇るのか
相手の立場になってみないと見えてこない真実があるという事実
これは日本人同士でも一緒
まず事件を突きつけ、時間を前後して双方を描くのもとても良かった
こんな世の中だからこそ
せめて関わる人たちには少しの優しさを持って接していきたい
そうすることで
きっと明日より少しイイ今日を迎えられる
そんな気がしているよ
固定概念は良くないと知りながらも、みんな自分基準で物事を決めてしまうもの
そんな凝り固まった考えに、一服の清涼剤となった作品。
相手を知る努力
半歩づつ歩み寄れば大きな一歩になる
なんだか気分がイイ
今日は良い日だ
