まあこんな雰囲気の映画なんだろうなっていう予想をのっけからぶっ飛ばすオープニング。この時点で「こりゃただの、中年女性の共感を呼ぶような映画じゃないな」と気が引き締まる。
とはいえ笑える部分も多く、特に寺島しのぶと南果歩の口論は最高。また、これまでミステリアスな役どころが多かった忽那汐里が快活で奔放な女をほんのりエロく演じてるのもいい。
ひさびさに見たジョシュ・ハートネットは相変わらずカッコよく、「最近はインディー映画中心に出てる」と聞いてますますカッコよく思えてしまった。
それにしても、外国人が日本で映画を撮ると独特なムードになるものだけど、この平柳監督が撮るアメリカというのもなんか独特ですね。日本のメジャーな映画に出てくる海外ロケシーンとはまた全然違うというか…。
なんにせよ平柳監督の新作が楽しみです!次は男を描いてほしいかも