桃井かおりバージョンは知らなかったこともあり、ポスター写真の印象から「寺島しのぶにしてはカジュアルな作品に出てるなー」くらいに思って観たらトンデモナカッタ…
全編通してクスクスっと笑うシーンが多いにもかかわらずなんだか闇のベールに覆われてる感じがして全体的に暗く重い。登場人物みんなが闇を抱えているからかな。
人が自分とは真逆の方向に舵を切るきっかけなんて本当に些細なことなのかもしれないし、その時に自分をしっかりと持っていないと自分で自分がコントロールできなくなってしまい、そんな自分の行動に自己嫌悪感を感じてしまう結果になり兼ねない。そして根が真面目な人であればあるほど、その自己嫌悪感が罪悪感にまで発展し、取り返しのつかない結果になったりもする。
肝に銘じよう、うん。