きよこ

オー・ルーシー!のきよこのレビュー・感想・評価

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)
3.9
忽那汐里可愛い!ハリウッドデビューしちゃったし、彼女の萌えカフェに行きたい(笑)

さて…真面目に。

金髪女のピンポン玉くわえた、変わったコメディ映画だと甘くみてた。

…脚本に救いがない。

怖い。まじ怖い。苦しい。救いがない。
観ていて辛い。寂しい。重い(笑)とにかく全員に共感できない。特に姉さんなんかイライラしてしまう。みんな自己中。けど、それが現実。。。

なせだろう。自分にも重ねてしまう。一歩違えば明日は我が身かも…といらぬ不安に駈られてしまう(既婚、子供あり、仕事ありなのに…)。

いい意味でバッサリと裏切られたけど、心に刺さった棘はチクチクと傷む。


昨年『勝手にふるえてろ』や『彼女が知らない鳥たち』などなど、拗らせ女子が話題となり、みんな虜になった。

しかし、この映画も確かに拗らせ女子が沢山出てくる。ん?女子と呼んでもいいのだろうか?主人公の節子はチリチリパーマを無造作に束ねて会社でムスッとしてるし、色気も品もなく、家ではごみの中で生活している。しばらく男っ気もない証拠。努力とかプライドとかないのか?と問い詰めたくなる。

そんなとき、金髪のカツラとイケメンのハグで彼女のなにかが弾けた。違う私になること。誰しも心で望んでいてもその一歩が踏み出せない事。そんなときに、見た目を変えたり、他人に成り済ますこと。勇気を出して前を向けるアイテムなのかもしれない。私もそうしたいと思う事があるから。

少し狂気的に物語が進行していくなかで、自殺に焦点を当てたことで、生かされる意味、生きる意味を感じさせた良作でした。ラストに少しだけ光が射したように思います。

賛否ありますが、女性の感じ方はどうだろうか。語りたい(笑)
もちろん、男性の感想も聞きたいでーす\(^o^)/
きよこ

きよこ