オー・ルーシー!の作品情報・感想・評価 - 19ページ目

「オー・ルーシー!」に投稿された感想・評価

シリアスに突入して転げ落ちたあと、トムが出て来てから、涙が出てしまった。
想像していたより、ずっと良かった!
24

24の感想・評価

3.6
印象としてはしっかりしてるなって感じ。序盤ちょっとしつこいかなとも思ったけど、中盤のアメリカでの日本人ってのが結構新鮮でよかった。話も演技も安定感あるいい作品。
登場人物全員が痛い映画。

この映画がどういう経緯で作られたのからよく知らないのだけれど、凄い豪華キャスト。

特にジョシュ・ハートネットはよく出たね。って思った。

面白いか、面白くないかと言われたら

面白くはない。
ShinMakita

ShinMakitaの感想・評価

1.5
根暗の独身オバサンOL節子が、姪の紹介で英会話教室のお試しレッスンに行ってみた。講師のジョンはイケメンで明るく、節子は一目惚れしてクラスに通う決心をするのだが、ジョンはカリフォルニアに帰ってしまう。節子はジョンに会うために休暇を取り、アメリカへ飛ぶのだが…


という「OH LUCY」を観ました。LUCYとは、ジョンが節子につけた授業中の仮名。クラスメイトの役所広司はトムだったりします。

以下、OH!ネタバレ!


➖➖➖

中年のイタイ人が片思い相手に会いに海外へ…というと、最近では松田龍平の「ぼくのおじさん」をすぐに思い出します。あらすじだけだと、本作も同様にコメディかと思いきや…


サイコホラーでした(笑)


コメディ的なお膳立てをしておいて、気持ちよい万人受けな笑いは皆無。だって冒頭、飛び込み自殺の現場から始まるんですよ。これ以上の不穏なオープニング無いですよ。主人公・節子のくたびれ感・だらしなさがハンパなく、寺島しのぶのルックスも相まって、とてもラブコメ展開になるとは思えないんです。同じイタイ女子でも、「勝手にふるえてろ」のヒロインはまだ可愛げがありました。こちらの節子には、嫌悪感しか抱けません。姉との喧嘩も見ていて引くし、ジョンへのアプローチも常軌を逸していてストーカーレベル。あれでゲラゲラ笑うのは不可能です。

しかしこれ、「笑えないコメディ」というわけではなく、「コメディのフリをして、故意に笑わせないノワール」という不思議な作品なんだと思います。役所広司がほんのちょっと希望の光を照らす存在にはなるものの、「イヤーな雰囲気」が全編漂う作品でしたね。「葛城事件・恋愛編」とでも言いたくなる澱んだ展開です。映画を観て凍りついても、あったかい気持ちにはなりませんよ。こういう期待の裏切り方、俺、嫌いじゃないかも(笑)

ジョン役はジョシュ・ハートネット。「パールハーバー」では日本を敵に回してましたが、今回は親日派。結構なクズですけど。
43歳、独身の冴えないOLが、姪に頼まれて英会話スクールへ行くことになり、そこで出会った英会話講師のアメリカ人に恋をしてしまう話。
突然恋に目覚め、ストーカー紛いの行動に出る主人公節子(名前が意味深)は、この人しかないのではないかという寺島しのぶが演じる。生活に疲れたふて腐れたような表情から、恋に目覚めた乙女の表情まで、また、姉妹だからこそ本音をぶつけ合う姉との本気モードの喧嘩まで、振れ幅の大きい演技が見られる。
姉綾子を演じる南果歩と、英会話講師役のジョシュ・ハートネットも人間の負の部分を可愛らしく表している。役所広司はちょっと重いかな。
andhyphen

andhyphenの感想・評価

3.9
コメディだと思って観に行った私がアホでした。寺島しのぶが痛すぎて、それゆえにわかりすぎてもうつらいわ泣けるわで心が死にそうです。こんな心が死にそうになる映画そうそうないわ。いや褒めてるんですよ。
誰にも認められないってこういうことなのか、と画面を通じてひたすら見せつけられるのは本当につらい。誰にも見てもらえない。見てもらえたなと思うと幻想みたいな。自分を投影してしまってひたすら心が抉られた。ああ苦しい。
主人公に幸あらん事を。
てっきりコメディだと思ってたのに、こんな痛い話だったとは。
寺島しのぶ演じる汚部屋暮らしの中年独身OLが、ひょんなことから怪しい英語学校のジョッシュ・ハートネット先生に一目惚れならぬ一ハグ惚れ。
彼を追って、未知のカリフォルニアでロスト・イン・トランスレーションする。
彼女と、実はダメ人間のハートネット先生に、先生の彼女でしのぶの姪の忽那汐里と、しのぶの姉で汐里の母の南果歩が絡むのだが、この一家とにかく行動が拙速で過激。
英語と日本語のすれ違いもあり、しのぶも思い込みでどんどん行動して結果的に深みにはまり込んで行く。
タイトルは、英語学校でハートネット先生がしのぶに付けるアメリカンネーム。
関係ないけど私も高校生の頃に英語学校行ってて、“ジャクソン”てネーム付けられた。
クラスの他のみんなはファーストネームなのに、ナゼ私だけファミリーネーム?と腑に落ちなかった記憶がw
今の自分は本気じゃなくて、いつでも変われると思っていても、実際には何も変えられない。
本当の閉塞に蓋をして生きてる、中年の痛さと哀しさは身につまされる。
ハグ一つで希望を持たせる、トムこと役所広司が美味しい役。
しかしジョシュ・ハートネットって久々に見たな。
cotelogue

cotelogueの感想・評価

4.0
短編でハマって長編どうなるかと思ってたが、変わらず面白かった。日本人ぽくない演出の数々。展開もポンポンと進むので目が離せない。寺島しのぶさん演じる節子がとにかくキュート。
JUN

JUNの感想・評価

3.5
誰からも理解されない、理解されなくたっていい。いつしかそう思うようになり気付くともう43歳。そんな女の前に英会話スクールで突如現れたジョンは、人との“壁”など御構い無しにハグによって女の中の何かを変えた。
表向きはジョンを愛する気持ちに正直に行動したかのように思えたが、43年間で初めて出会うタイプの人間を好きと錯覚し、異端な行動を取ることで、今の自分や環境から脱却しようとしたように感じた。
人はそう簡単には変われない。自分の恥や愚かさを知ることから1歩ずつ前進できるのかもしれない。
 女というのはかくも哀しい生き物なのかと、改めて慨嘆した。それほど寺島しのぶの演技は圧巻だった。
 43歳の独身女。見栄があり諦めがあり孤独があり、そして日々の暮らしがある。歳を追って老いていく自分を認めたくない気持ちはあるが、若いだけが取り柄のOLたちを軽蔑する気持ちもある。
 かといって自分を向上させるための努力をするでもなく、一度も片付けたことがないみたいな部屋に毎日帰ってきてはぐずぐずと燻っている。本人には居心地のよさそうなその場所から死ぬまで一歩も踏み出すことがなさそうに見える彼女だが、ジョンの登場ですべてが一変する。
 女は灰になるまで女であるというのは、昔のテレビドラマ「大岡越前」に出てくる話だが、一見すると女を捨ててしまったかに見える節子でも、何かのきっかけで眠っていた内なる性が目を覚ます。
 それから先の展開には少し驚かされたが、荒唐無稽な印象はちっともなくて、むしろ大変に現実的であるように感じた。それは登場人物のいずれもがどんな場面でも日常を背負ったままでいることに由来する。この辺の演出はとてもうまい。性格も習慣も救いようのない女である筈の節子だが、最後には餌をねだってくる猫みたいに愛しい存在に思えてくる。
 人間愛に溢れた傑作である。