週末は高速バスに乗って東京へ。
そして、デリヘルでお金を稼いで帰る。
そんなみゆきの家は福島の仮説住宅で、父と二人暮らし。
母はまだ見つかっていない。
父は元農家だが、農業ができなくなり他の仕事を探す気もなく、災害給付金を使ってパチンコばかり。
どうしようもない出来事に途方に暮れて、逃げたくなる気持ちってあると思う。
どこに向かったらいいのかも分からずに、ただただもがき続け、嫌になりながら、傷つきながらも日々を過ごすみゆき。
「彼女の人生は間違いじゃない」というタイトルは、みゆきが一番言って欲しかった言葉なんじゃないかなと感じた。
